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【疑問】救急車の適正利用ってなんだろう

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みなさんこんばんわ

おかもとです。

「救急車の適正利用」って聞いたことありますか?

色んな所でポスターを見たことがあるかと思います。Googleで画像検索するとわんさか出てきます。一度は見たことがあるのではないでしょうか。

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Googleでの画像検索結果

こういうポスターを見て印象に残るのは

緊急性の低いときに救急車を呼ぶな!!

ということですね。ごもっともだと思います。

救急車はタクシーじゃねえんだぞ、とか。

なぜこういう啓蒙ポスターを掲げているかというと、緊急性の低い案件にリソースを食われてしまっては、本当に緊急性の高い案件に、救急車および救急隊員を使えなくなる可能性があるからです。救えるはずの命が救えない可能性が出てきてしまうのです。

 

 

でもね。

今、自分が置かれている状況は、「緊急性が高いのか」ってどうやって判断したらいいんでしょう。

そもそも、「指を怪我した」とか「筋肉痛でちょっと歩けない」とかで呼んでしまうやつらが悪いんですが、こうも強く(私はそう思います)啓蒙活動をされると、私みたいな小心者は、

今この状況で、救急車を呼んでいいものなのか、

と悩んでしまいます。

本当に緊急性の高い状況に置かれている人が私のような小心者だったら、もしかしたら、この啓蒙ポスターの影響で、救急車を呼ぶのをためらってしまうかもしれません。

そうなってしまったら本末転倒ですよね。

前置きがクソみたいに長くなりましたが、調べてみました。

総務省消防庁が救急車利用マニュアルというものを発行しています。これを参考にして、適正利用を心がけましょう。

www.fdma.go.jp

救急車が必要な場合っていつだろう?

救急車利用マニュアルに、漫画絵付きでわかり易く解説してくれています。

端的に言うと、

脳・内蔵(特に腸、肺)に関わる症状のときは救急車を呼びましょう。

激しい頭痛や胸痛、手足のしびれが出た場合は、呼びましょうと書いてあります。

一方で、怪我(外傷)系に関しては、

意識、大量出血、強い衝撃(交通事故、転落)、おぼれ、けいれんがある場合は呼びましょう。

となっております。

大体のケースがそうだと思いますが、自分以外の人のために救急車を呼ぶ場合、本人が要否の判断ができない場合は大体やばいです。ためらわず呼びましょう。逆に、本人が不要だと言っても、上記に当てはまる場合もためらわず呼んだほうが良さそうです。

 

迷ったらどうすればいいんだろう

私みたいな小心者が迷った場合はどうしましょう。大丈夫です。国、自治体はそういう人のために、救急相談窓口というのを準備してくれています。

fdoc.jp

この相談窓口は、救急車を呼ぶべきか迷ったときの他に、どこの病院に行けばいいか迷ったときにも利用できるようです。

上に貼ったサイトに一覧がありますが、各自治体毎に相談窓口が設置されているようなので、まずは市町村区の公式ホームページで調べておくことをおすすめします。

 

いかがでしたか?

より多くの人が救急車の適正利用はなにか、ということをきちんと知って、助かる命を一つでも多く助けられるようになればいいなと思います。

 

日本死ね」とか「日本終わった」という声が、またたく間に広まり賛否両論を生む世の中ですが、日本は日本国民の味方です。仲間です。

信じた仲間が任せろって言ったら黙って任せるのが現場のルールです。

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