色は匂えど

野球とか英語とか日常の疑問とか

2019.9.23ロッテ対日本ハム-福浦和也選手の引退試合

試合前

ロッテ対日本ハムの最終戦。ロッテは前日の試合に勝利したものの、楽天も勝利しゲーム差を縮めることができなかった。なんとか3位に滑り込みCSに出場するためにも、負けられない試合が続く。加えて今日は、26年間千葉ロッテマリーンズ一筋で「安打製造機」として活躍してきた福浦和也選手の引退試合でもあった。

ロッテ先発は石川歩。途中ローテーションから外れたものの、ローテに帰ってきてからは安定したピッチングを披露している。最終登板なので、行けるところまで行ってほしい。今日も勝利して(かつ楽天に負けてもらって)なんとかゲーム差を縮めたい。

試合の感想

序盤からコツコツと点を重ねることができ、石川のナイスピッチングもあって、終始有利な試合展開となった。福浦は7番指名打者での出場。私は2016年にサブローの引退試合を見に行った。サブローは最終打席になんともサブローらしい右中間へのツーベースを見ることができた。本当にサブローらしいバッティングだったので、とても記憶に残っている。今日も、福浦らしいバッティング(痛烈なセンター前)を期待したが、見ることができなかったのは少し残念だった。

最終回ファーストの守備についたとき、登板したのは守護神益田。いつになく調子の良さそうな益田は一本ヒットを打たれつつも、2つの三振をとった(内野ゴロを打たせてくれよ!)。なんとか福浦に見せ場を!と願っていたら、9回ツーアウト1塁の場面で、楽天・平沼の痛烈なライナーがファースト方向に飛び、これを福浦がダイビングでキャッチした。思わず笑みがこぼれた。

f:id:ysk_a_o:20190923221331j:image

[ダイビングキャッチで自身の引退試合を締める福浦]

長く地元の同じチームでスター選手として活躍してきて、両軍に讃えられながら引退試合を迎えられる選手は本当にすごいと思う。今日、二軍の選手たちも引退試合に駆けつけていたが、若い選手たちが今日のセレモニーを見て、こういう形を目指してくれたら、ファンとしても嬉しい。