英語を勉強する目的ってなんだろう。
みなさんはどうして英語を勉強していますか?
仕事で必要、留学したいなど様々あると思います。
私はというと、「広く情報収集したい」、「英語を喋れたらなんとなくかっこいいし便利」、「字幕なしで映画やスポーツ実況を見たい」などがその目的に当てはまりそうです。
英語喋れたら便利だよな〜と思って、会社の研修の一環でベルリッツを受講させてもらいました。その時、講師になぜ英会話を勉強するのか聞かれ、「なんとなくかっこいいから」「いろんな人と話せるから」と答えました(当時も今も、業務においてすぐに英語で会話することが必須ではありません)。
そうすると講師に
「じゃあ英語を話せたとして、君は何を話すんだい?」
と聞かれました。この質問に私はドキッとしました。
そう言われると、私には話したいことが特にありませんでした。
そこで、逆に考えてみました。私は外国人に何が聞きたいのか、と。
私は、外国人の普段の生活のことや日本と異なる文化について聞いてみたいなと思いました。会話とは双方向のもの。例えば、私がこういった内容の話を外国人に聞いたとしましょう。きっと、その相手の外国人は、日本のことについて尋ねるでしょう。その時、私は回答できるでしょうか。
正直、自信がありません。日本語で尋ねられても回答できるか危ういのです。
小学校から高校までいわゆる「社会科」に分類される科目を履修してきました。しかし、恥ずかしながら、あまり身についていませんでした。
私は、日本に住んでいながら、日本のことを全然知らなかったのです。
そこでまず私は日本の歴史について知るために、日本史関連の本を手に取り、読み漁りました。
最初に読んだのは、「読む年表 日本の歴史(渡部昇一 著)」でした。「保守派」と揶揄されることもある著者ですが、日本の歴史の素晴らしさ、日本の素晴らしさについてもっと知りたいと思わせてくれるような内容でした。
そこから私は日本史関連本、時代小説(司馬遼太郎ばかりですが)にハマっていきました。
ここ2年で下の挙げる本を読みました。
- 日本の歴史 シリーズ(渡部昇一)
- 名著で読む日本史(渡部昇一)
- 現代語訳古事記(福永武彦)
- 現代語訳日本書紀(福永武彦)
- 明治三傑(徳富蘇峰)近世日本国民史講談社学術文庫版
- 功名が辻(司馬遼太郎)
- 翔ぶが如く(司馬遼太郎)
- 坂の上の雲(司馬遼太郎)
- 花神(司馬遼太郎)
- 城塞(司馬遼太郎)
- 日本国紀(百田尚樹) 感想文書きます。
また、積ん読として
最近は近世日本国民史を蒐集しています。なかなか手に入らない名著です。
とまあ、私が読んだ本は良いとして。
今、何かの目的のために英語を勉強なさっている方々は、日本人として世界に出ることと思います。外国人と話すときにはきっと母国の話をすることがあろうかと思います。
私個人の思いとしては、そういう方々には、ぜひ日本人としての誇りを持って頂いて、世界に日本を発信していってほしいなと思います。
なぜ、なんのために英語を勉強するのか。その理由は様々だと思います。
英語が使えるようになったら、あなたは何を発信しますか?
何を発信することが求められますか?
いくら英語が使えても、知識がなければ、何かを発信することはできません。英語の勉強も良いですが、自身の専門知識や教養を深めることも大切だと思います。