2019.9.19 ロッテ対楽天
試合前
前日の試合で0.5ゲーム差で3位争いをすることになったロッテと楽天の直接対決。どちらのチームも残り試合一つも落とせない状況だ。
先発はロッテ小島(3-4,4.56)、楽天則本(3-5,3.44)。
今期の対戦成績は13-9-2でロッテが勝ち越しているが、ロッテ防御率4.16打率.250得点117、楽天防御率4.66打率.268得点112と拮抗している。
たしかに最近の同カードは、結果的に拮抗した試合が多いイメージで、序盤に主導権を握ったとしても最後まで気の抜けないゲームとなりそうだ。
試合の感想
小島は5回109球1失点で降りた。初回立ち上がりで点を取られ、なかなか出来が良くなさそうではあったが、バックにも助けられ、粘りの投球で1失点でしのいだ。よく頑張ったと思う。後続の田中、チェン、東條、岩下もよく頑張ったと思う。岩下は9回に追加点を取られてしまったが、回跨ぎで投げざるを得ない状況を作った(?)控えピッチャー(大谷、唐川)には反省してほしいと思っている。
一方、則本は、8回112球、被安打3、四死球1、失点0の超好投でロッテを封じた(だから則本は嫌なんだ)。ロッテ打線はこの2連休で湿ってしまったのだろうか。残り5試合でこれまで何度も楽しませてもらった2019ロッテの得点力に期待したい。
初回の楽天の攻撃は、なんとしてでも先制してやるという気概にあふれたものだった。四球で先頭を出すと、すぐさま送りバント、ヒットで1点を先制した。対照的にロッテは先頭の荻野をヒットで出しながらも、2番鈴木大地にはヒッティングさせ、結果ゲッツーとなってしまった。
結果的にこの作戦の差が明暗を分けた。好打者にも積極的にバントをさせ、出したランナーをとにかく二塁に送ることを徹底した楽天。8回の銀二のバントや、9回1アウト1塁からのバントからは、何としてでもランナーを返す、そんな気迫を感じた。一方、ロッテは、1回2回でランナーを進めることに失敗して以降、2アウトからのランナーしか出せずに得点が遠のいてしまった。
ゲーム差はひっくり返って0.5ゲーム差で3位楽天、4位ロッテとなった。